諏訪の御柱祭 里曳き祭編

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     諏訪大社御柱祭「山出し祭」も無事終わり、諏訪地方も束の間の静けさを取り戻しました。これからは五月の第一週、第二週に行われます「里曳き祭」の準備に、お祭りのメイン会場となる地区の皆さんは取り掛かります。沿道の飾付けやお宿(接待所)の準備、曳行される御柱の先を行く多彩な催し(騎馬行列や長持ちなど)の準備に忙しい日が続きます。

     四月に行われました「山出し祭」には、途中に木落しや川越しなどの見どころがあり勇壮なことで有名ですが、五月に行われます「里曳き祭」は賑やかな街中の曳行や建御柱、多彩な催しが見どころとなります。

     上社の里曳きは五月二日から四日まで行われます。五月二日に御柱屋敷を出発した上社の八本の御柱は、一路上社を目指し、二日目には前宮の四本が、三日目には本宮の四本が境内の定位置に建てられます。ハラハラ、ドキドキの山出しの曳行とはガラリと趣が変わります。本宮からは宮司や山作(やまづくり)衆らが、お舟と呼ばれる御輿を仕立て、御柱を迎えに出ます。また高島藩ゆかりの騎馬行列や長持ち行列、地元の龍神の舞、花笠踊りなど御柱街道沿いは華やかな祭ムード一色となります。各御柱が到着すると建御柱に先立って「冠落とし」の儀が行われます。御柱の先端を三角錐に切り落とし、御神木としての意義を正します。この時に出る木端は、御神体の一部として人々が競って家に持ち帰り、神棚に奉納したりお守りにします。

     下社の里曳きは五月八日から十日まで行われます。下諏訪の注連掛(しめかけ)で一ヶ月間眠っていた御柱は春宮一、二、三、四、秋宮一、二、三、四の順に出発。国道142号を春宮へ向かいます。春宮境内ではミニ木落しが行われ、その日の内に春宮一之御柱が曳き建てられます。秋宮の四本の御柱も春宮境内を通り、下馬橋で一泊、二日目に国道20号を通って秋宮に曳きつけられ、三日目に建御柱を迎えます。里曳きの初日、秋宮から春宮へ御柱行列が差し向けられます。これは上社の御柱迎えにあたるもので、朱塗りの大小御正台が二基仕立てられます。下社の里曳きも華麗な道中絵巻が繰り広げられ、御柱祭のフィナーレを飾ります。

    コメント
    たかが抽選に、わざわざ身を清めたり、地区総出で頑張ったり 馬鹿らしいと思うが、皆さんはどうでしょうか?
    • 抽選総代
    • 2012/01/29 4:01 PM
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